なつのもり

8月18日の夏の空。入道雲と濃いブルー。

8月18、19日と2日間、千葉にあるDIC川村記念美術館で「なつのもり」というイベントが行われました。キノ・イグルーさんによる野外映画があったり、ここの地元に住む宮内優里くんのライブがあったり、その他にもワークショップなどが行われたイベントでした。

今回このイベントの会場とステージ周りのデザインと制作を、JUBILEEというテキスタイルブランドをやっているシミズダニくんと一緒に担当させて頂きました。

シミズダニくんとは数年前から友達だったけど、デザイナーとして一緒にお仕事するのは初めて。制作時間がかなりタイトだったためバタバタヒヤヒヤだったけど、彼のテキスタイルの知識やデザインのセンスがとっても刺激になって、すごくおもしろかった！

当日、その日は空に入道雲がたくさん湧いていた日で、突然バケツをひっくり返したような雨が降ってきたり、「もうダメか〜」と思ったらカーッと晴れたり。お天気にもてあそばれて、開場の1時間前まで滝みたいなどしゃぶりの雨で芝生は池状態。
でも雨があがったとたんものすごい晴れで、みんなはだしになって、大急ぎで水浸しの芝生の上をぴちゃぴちゃ駆け回って準備しました。素足に雨水でヒタヒタになった芝生の池が気持ちよかったし、子どもみたいであれはなんかすごく楽しかった。足のうらの芝生の感触が今もよみがえってくるよ。

夕暮れから始まった優里くんのライブが、ヒグラシの鳴き声と夕暮れの空と夏の空気が絶好の形で揃って、それはそれはすごく気持ちがよかったです。
ああ夏の空気ってほんとうに好きだなああ。

そして日が暮れた後のキノイグルーさんの野外映画。
「赤い風船」という古いフランスの映画でした。



映画を見ることが苦手なわたしも、ここでの映画は最高に思えました。

この日の様子をLIFETONESの岡さんが映像にまとめてくださってます。

映像の方がディスプレイの感じが伝わるかな。
晒やキッチンクロスにシミズダニくんとシルクスクリーンでプリントをして「洗濯物」をつくりました。洗濯物を干す森の木々もみんなでトンカン作りました。
風船はここの地元の鈴木ラテックスさんが提供してくださったようです。

すごく素敵な時間でした。
またやりたいなー！



なつのもり
2012.8.18 sat. / 8.19 sun.
会場　DIC川村記念美術館
主催　DIC株式会社
企画協力　BRANCH Inc. / Kino Iglu
協力 （株）鈴木ラテックス